【新型コロナウィルス】トイレットペーパー騒動

2020/2/26頃から、新型コロナウィルスの影響で、店頭からトイレットペーパーとティッシュが品薄になった。

 

もともとは、

「マスク増産のために紙が足りなくなる」

「中国で生産がストップして輸入できなくなる」

といったデマが発端。

しばらくして、

rトイレットペーパーはほぼ国内生産だから中国は関係ない」

という情報が出回る。

 

各メーカーも、

「在庫は十分にある」

「極端に買い占めなければ問題ない」

「供給も止まっていない」

と必死に訴えていた。

 

と言っても、一般消費者の不安は解消されない。

結局、店頭に商品がなければ手に入れることはできないわけで、

トイレットペーパーの代替品がない状況で落ち着いた対応はできない。

 

各メーカーや店舗が、もっと具体的に情報を発信してくれれば待てる人もいたはず。

残り数ロールしかない家庭が焦らないわけがない。

 

「生産は間に合っています」

と言われても、手元になければ尻を拭けないわけで・・

 

これを払拭しなければいけなかった。

 

たとえば、十分に在庫があるなら、各家庭に配布するなど(費用・個数・方法などは考える必要はある)。

とにかく、

「待っていれば何とかなる」

というのを見せる必要があった。

 

業界団体も、

「すぐに解消しますから!」

と必死に訴えていたが、

「すぐっていつよ?」

となる。

 

何日以内、何週間以内には、現在の2倍・3倍の供給量にするので、そこまでのストックを持っている人(家庭)は買い控えてください、とか言えば良い。

今のストックでどれくらい維持できるかわからないから、

「とりあえず買う」

という行動に出る。

 

結局のところ、「不安」は先が見えないことで発生する。

具体的な先の日付を示して落ち着かせることが大事。