【書籍】読書革命~「本の読み方」で人生が思い通りになる

『大切なことは知識量ではなく、その知識を使って、何をどう考えるかです。
そのために「思考の軸」を作り、鍛える。これが私の提唱する読書法の目指すものであり、実践していることです。』


この本の言いたいことは、これに尽きる。
読書の本なので読み方(インプット)も書いておく。

【ステップ①:予測読み】
カバーや帯、著者紹介などで本の内容を予測する。

【ステップ②:断捨離読み】
一通り本をめくっていき、気になるところ、目に留まったところにマーキングしていく。この段階では本の内容は読まない。

これ。非常に難しい!
「本をめくる」だけでは、「気になるところ」が気にならない。
気にしよう、目に留めよう、とすると「内容」を読んでしまう。
読んでしまうと、本をめくる程度の作業に留まらない。
マジで難しいな!
でも「1冊を複数回読む」ってのは理解できる。
まずは、この手順にとらわれずに、なるべく「めくる」感覚で一読する読み方を繰り返してみよう!
慣れればできそうだし。

【ステップ③:記者読み】
ステップ②でマーキングしたところを熟読。
この際に、単純に読むだけではダメ。
なぜ筆者はそのような主張をするのか、また自分はそれについてどう考えるか、深く考えながら読む。

【ステップ④:要約読み】
アウトプット(他人に本の内容を説明する)を意識して、著者が伝えたいことをまとめながら全体像をつかむ。

ここまでがインプット。
この後にアウトプットしないと意味がないと言っている。

確かに、人に説明するつもりで読むと要約が捗るし、要約できるってことは本の内容を整理できていることになる。
これは改めてやりたいことだ!

また、以下のことが書かれている。
『しかし「要約読み」の場合は、そうではありません。本を読んで、自分は何を伝えたいのかという視点で項目をまとめていく作業です。とても大切なポイントなので、間違えないようにしてください』

単純に本をかいつまんで「要約した気」になっていてはダメ。国語のテストじゃないんだから。
著者じゃなくて俺自身が何を伝えたいのか?
と常に意識して読み進めなければいけない。
内容を要約するだけなら、目次で十分。そこに「俺の視点」を入れてオリジナルの要約を作る必要がある。

結構エネルギーを必要とする作業だな。


アウトプットのテクニック(心構え)
・準備にたくさんの時間を使う(スティーブ・ジョブズは、5分のプレゼンのために何100時間も費やしていたそう)
・話のプロでなければ、最初からイメージ通りにはできない
・アウトプットは合計3回、1回10分
・著者も毎回ストップウォッチで計測している
・アウトプットの準備は「メモをする」←手書きが良い
・自分がすでに知っている知識を整理して、思い付いた内容をすべて書き出す。そうすると、新しい情報が理解しやすくなり、また記憶にも残りやすい(ハーバード大学の調査)
・相手の職業や立場に即した例などを挙げて説明する
・著者の主張と自分の感想が、およそ半々になるくらいをイメージして話します
・「自分だったらこう考える。自分が伝えたいのはこの3つだ」←著者の意見を鵜呑みにする必要は全くない!