中国人の思想

『逆に、もしお互い対等な立場を前提として、自由の名のもとに野放図な主張が垂れ流されるならば、世界では争いが絶えない。その混沌の中で疑心暗鬼にふけるよりも、世界のもう一つの真実、すなわち不平等・上下・優劣の存在を前提として、それを理性的に操作する方が、より現実的な人間精神に沿うのではないだろうか。このような世界観こそ、中国文明ならびに漢字文化の拡散過程と切っても切り離せないものである』(「反日」中国の文明史)

確かにこの考えは一理あり、一定の理解もできる。
社会主義共産主義がこの考え方なんだろうな。
「民主主義の世の中で戦争がなくなっていないじゃないか」
という声が聞こえてきそうだ。

本当の意味でこの世界観が成り立つのであれば、指導者次第では理想的な世界が出来上がるのかもしれない。

ただし、中国共産党のように権力が集中すれば、醜い権力争いが頻発し、権力者が自分の周囲や自分のことにしか頭(や手)が回らなくなる。

神や聖人君子がトップに立たない限り成り立たない。
人間である以上、社会主義は成立しないんだろうな。

中国がなぜ、こうも諸外国に高圧的なのかを考えてみる。
・過去の栄光にすがっている
・そういう教育をしているから当然

太古の昔は確かに中国が世界を支配していたとも言える。
中国側の視点で言えば「天下」という考え方をしており、中国に並ぶものは存在しない。
それが現在のプライドの高さに繋がっている。

また、いろいろな技術(活版印刷など)を発明したという自負もあり、「自分たちはすごいんだ!」という思いが強い。そういう教育もしている。

19世紀まで続いたこの「天下」の考え方が、日清戦争で日本に敗けたことで、完全に否定されることになる。
そのため、中国は日本を敵対視している。