【書籍】「地球温暖化」の不都合な真実
人為的温暖化
人間の出す二酸化炭素(以下CO2)が地球を暖め、とんでもない状況を生む…
日本国内でも、もう何十年も温暖化「対策」が叫ばれている。
でも本当に?
CO2削減のために、
節電だ!
クールビズだ!
エコ◯◯だ!
と毎日のように騒ぎ立てている。
もし、温暖化とCO2に因果関係がないのであれば、今やっている「対策」には何の意味もないことになる。
以下、『世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!! さくら剛著』より
CO2による温暖化を事実だと考える人を「肯定派(脅威派とも)」、疑いを持つ人を「懐疑派」と呼ぶ。
かつて、テレビ朝日系列のある番組で、地球温暖化に関する討論が行われた。
懐疑派として某大学の教授が、肯定派(脅威派)として日本の環境大臣(当時)が出演した。
懐疑派の先生「地球温暖化はCO2とは関係ないのではないか」
環境大臣「いや、私の経験として明らかに地球の気温は上がっている。他の国だって対悪をしているのに、日本だけが『知りません』でいいのか?」
・・・・・
全く話が噛み合っていない。
「CO2は温暖化とは関係ない」
と言われたら、
「いや、関係ある!」
と反論しなければならない。
が、大臣は、
「気温は上がっている」
という話をしている(しかも個人の感想)。
つまり、我が国では、
「CO2によってかつてないほど地球が温暖化している」
という説の根拠を何も述べられない人が環境大臣になっている。
毎年温暖化対策に5兆円も使っているというのに・・・
以上、『世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!! さくら剛著』より
消費税いらないじゃん・・
「地球温暖化とCO2は無関係だ!」
と言いたいわけではない。
「地球温暖化はCO2が原因で起こっている」
という脅威論には、明確な証拠がないから、現時点で脅威として捉える必要はないよね、と言いたい。
地球の気温は様々な要因で変動するため、CO2一つで上下動するはずがない、
というのが、懐疑派の主張であり、著書の言いたいところ。
■著者
マーク・モラノ
1968年米国ワシントンDC生まれ。
2016年に映画『クライメート・ハッスル(温暖化詐欺)』を制作・公開
■目次
1章 嫌われ者の身上書
2章 いつか来た道
3章 虚構の「合意」
4章 尾が犬を振る?
5章 脳内の危機
6章 折れたスティック
7章 長い足踏み
8章 気候予測と事実の大差
9章 消えゆく「合意」
10章 腐敗の証明:クライメートゲート事件
11章 温暖化?気候変動?
12章 ご心配なく
13章 延期作戦
14章 黒い謀略
15章 乗り遅れるな!
16章 偽善者ばかり
17章 子どもをダシに
18章 無駄の押しつけ
19章 緑の蛮行
20章 救いの光
■本文
国連もメディアも、温暖化対策をしないと人類に災いが見舞うと叫ぶ。だが幸いなことに昨今、温暖化研究者や国連の垂れ流す話のあやしさは、どんどんあかるみに出てきた。
~略~
「実のところ温暖化政策は口実にすぎません。私どもは富裕国のお金を貧困国に渡し、富を再配分したいんです」
(地球温暖化を)「私にとっての宗教ですよ」
人為的温暖化の脅威派に属する研究者は、潤沢な研究費と昇進が望める。
CO2に温室効果があるのは確かだとしても、人為的CO2が地球暖める度合いは、気温の自然変動と比べたとき、スズメの涙でしかない。
今年の暑さは記録的…という報道も多いけれど、少なくとも過去20年間、きちんと測った気温はほぼ横ばいを続けている。
(温暖化対策が)気候を変える可能性はほぼゼロ
~略~
気候変動の要因は何百もある。ただ一個の変数(CO2)をいじって気候が変わるというのは、妄想もいいところ。
~略~
国連の目標だという「温度上昇2℃以下」に根拠はない。
~略~
だが風力も太陽光も当面、基盤原電にはなりえない。また、あとで見るとおり貧困国は、先進諸国の発展を支えた化石資源から締め出されるという仕打ちを、けっして忘れてはいけない。
現状を過去と比べる人は、異常な状況だけを覚えているんですね。どの気象記録も正常範囲なのに。
どの予測にも確実な科学証拠はない。ナンセンスのきわみ。最先端のコンピュータでもせいぜい一日か二日後の天気しか予測できない以上、何年もあとの気候を予測できるはずがない。
IPCCは、CO2(などの温室効果ガス)が気候に及ぼす影響を検討する。母体の国連は「対策」を考える組織だから、IPCCは「危機を訴える」のが使命になる。もしCO2に問題がないとわかれば国連は、世界経済を管理下に置き、世界エネルギー需要を差配するという名目を失い、少なくとも、IPCCは不要になる。
けれど実のところ孫の世代には、今の温暖化論者が進めているCO2排出、つまり声高に温暖化対策を唱える人々の給料や研究費、活動費に伴うエネルギー消費(=CO2排出)の莫大なツケが回ることになる。
名高い環境NGOの世界自然保護基金にもグリーンピースにも、科学者はほとんどいない。特定の意図をもち、それぞれの政治観を広めるために給料をもらう活動家だ。
政治見解と合わない人物は、いくら有能でも排除される。まともな能力も経験もないのに、コネだけで選ばれる代表も多い。
科学は合意で前に進んだりしません。まして政治がらみの合意など言語道断。
科学の研究では、懐疑こそが命なのです。
自分のあやふやな発言を仲間が増幅してから、『みんながそう言っている』と言い逃れる。そんな研究者に政府が莫大な研究費を恵む…となれば、『みんな』が温暖化研究にどんどん参入するのも無理からぬこと。
(脅威派の)二人は、太陽と惑星の位置関係などが気温を左右すると述べた数千篇を無視している。
地球の気候や気温は何百もの要因で変わる。CO2はその一つにすぎない。名だたる気候学者たちも、CO2濃度が今の2倍や3倍になったところで、地球の気候や気温にほとんど影響はないとみる。
気温を変える要因は、CO2濃度などより、太陽活動とか、海洋や大気の複雑な周期変動のほうがはるかに強い。
~略~
気候変動の要因つまり変数は何百もある。政治的に選んだ一個(CO2)に固執する「対策」など、見当違いもはなはだしい。
CO2の排出ごときが何かを変えるはずはない。科学者なら誰でも知っていることだが、事実を言うと、研究費が手に入らないのだ。
アレーグルは温暖化騒ぎの本質を「利権」と見抜く。エコのかけ声が、一部の人間を大儲けさせる。アル・ゴアのノーベル平和賞は政治的喜劇でしかない。
2012年にはこう告白している。「温暖化の話で私は誤ったし、人騒がせもした。なにしろ地球が『高熱にやられる』などと予言したから。
→ちゃんと誤りを認めているところが偉い。
→日本の政治家にも見習ってほしい。
→別に間違ってもいいのみ。誤りを認めて方向修正すればいいだけなのに。
→頑なに間違いを認めないよな~
~略~
撤回は私の自由でしょ。私は無所属の科学者。政府や企業から研究費をもらっていない。ミスを悟ったなら公表する。公表が絶対。そうやって人間は前に進むわけだから。
温暖化の『科学』は詐欺なのだが、大企業は何兆円もの商売になる。企業の広告費にぶら下がる大手メディアも、詐欺に加担している。
温暖化の危機は妄想です。気候を制御できるなどと思い上がった人間は、適応という古来の知恵に目をつぶっている。気候という多変数・非線形のカオス系を、自在に変えるなどありえない。何かを『する(CO2を出す)』にしても『しない(CO2を出さない)』にしても、結果は誰にも予測できません。古臭い活動家の発想は捨てましょう。本物の危機は温暖化ではなく、温暖化をネタにした政治工作なのですよ。
温室効果は水蒸気H2Oのほうがずっと強い。大気中では、分子あたりほぼ同じ威力のH2Oが、CO2の数十倍ある。
2℃というのは、適当に丸めた政治用の数字。3℃でも4℃でもよかった。科学的根拠は何もなく、要するに政治の道具。
なお、米国の環境保護庁(EPA)は、温暖化対策をしても世界のCO2排出はほとんど減らず、気温も変わらないと認めた。2016年発効のパリ協定をかりに万国が守っても、地球の気温は変わらない。要するに温暖化対策は、グローバル統治を願うエリート集団の黒いホンネを隠す煙幕だった。
■期間
開始:2020/4/20
読了:2020/5/9